サッカー選手の所属クラブ
世界的人気スポーツ選手は、競技人口の影響もあってサッカー選手が多く、所属クラブから多額の年棒を受け取っている人気プレーヤーも少なくありません。では、過去に遡ってどんなヒーローたちが、どんなクラブに所属していたのか、検証してみましょう。まず、「サッカーの王様」と言われたペレ。15歳から代表として活躍した国民的ヒーローのプロデビューは名門、サントス。
ヨーロッパの複数の有名チームから当然のようにオファーは届きましたが、ペレ自体、移籍に感心がなく、またクラブ側も移籍を拒否、年棒にも満足していたようで、生涯サントスで活躍しました。そして、「白いペレ」と呼ばれた同じくブラジルの英雄、ジーコ。こちらもブラジル名門のフラメンゴに所属し、一時期、イタリアのウディネーゼというチームに移籍し、セリエAで活躍しますが、所属チームとの関係でわずか2年で退団。その後、Jリーグ発足前の日本リーグ2部、住友金属サッカー部に所属するなど、日本サッカーにも大きく貢献しました。
この2人以外にもスーパープレーヤーはたくさんいますが、一つ言えるのは、ペレのように生涯同一チームに所属するという選手が少ない事。現在活躍する選手のほとんどが、他国のリーグに移籍してそこで活躍するというケースが非常に目立ちます。これからサッカー界にもたくさんのスーパースターが誕生し、クラブを賑わすことでしょう。
サッカー選手を獲得すること
有名なサッカー選手の獲得競争は激しく、クラブは様々な条件を提示して移籍を進めようとしています。クラブのビジョンやチームの雰囲気といった要素も大きいですが、最終的に決め手となるのは、クラブがどれだけの好条件を提示できるかという場合が多いのです。
まず、できるだけ高い年俸を提示することは当然ですが、クラブの予算やほかの選手との兼ね合いもあり、上限を決めざるを得ません。そこで、クラブは付帯条項を設定することによって年俸をカバーすることを試みます。勝利ボーナスやゴールボーナスはもちろん、国内リーグやチャンピオンズリーグで優勝することでさらなるボーナスを支払うという契約条項があります。さらに代表の試合に出場するとボーナスが支払われることもあります。これは、代表で活躍することによって市場価値が高まることでクラブにも恩恵があるからです。
また、数多くのCMオファーが舞い込むようなサッカー以外でも活躍できるスタープレイヤーの場合は、肖像権収入をクラブと折半するということもあります。基本的に選手の肖像権はクラブが管理することになっていますが、スタープレイヤーの場合は莫大な金額になるため選手側にも利益が入るようにするのです。