サッカー選手の移籍

移籍

プロサッカー選手が契約期間が残っている所属チームから他のチームへ移籍する際には、違約金が発生します。この違約金はサッカー選手としての能力や年齢、契約期間の長さなどを考慮して所属チームが自由に設定できます。つまり、この違約金が多ければ多いほどサッカー選手としての価値が高いということなのです。違約金は移籍金とも呼ばれており、これまでの歴代移籍金ランキングを見ても上位はスター選手ばかりとなっています。

これまで最も高額な違約金が発生したのは、2016年の夏にユヴェントスからマンチェスターユナイテッドに移ったフランス代表のポール・ポグバで1億1000万ユーロ、約124億円です。そして、それに次ぐのが2009年夏にマンチェスターユナイテッドからレアルマドリードに移ったポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドと、トッテナムからレアルマドリードに移ったウェールズ代表のベイルで9400万ユーロ、約129億円となっています。しかし、このランキングの最上位にバルセロナに所属するブラジル代表のネイマールが入ってくる可能性があります。

ネイマールは2016年の夏にバルセロナとの契約を更新しました。その際に違約金が2億2200万ユーロ、約284億6000万円に設定されています。そして、2017-18シーズンを目前に控えた7月17日付のマルカというスペイン紙がネイマールがバルセロナを離れ、フランスのパリ・サンジェルマンに移ることに合意したとの報道があったのです。仮にこの情報が本当であった場合、世界のサッカー史に残る大きな違約金が発生することになります。