チャンピオンズリーグとサッカー選手
欧州では代表よりもクラブチームを重視する傾向があるため、トップチームが集うサッカーの祭典UEFAチャンピオンズリーグは、出場する選手たちのプレーレベルの高さが魅力です。過去のチャンピオンズリーグで最も多くのゴールを決めているスーパースターは、レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドです。マンチェスター・ユナイテッド時代の2003シーズンに初出場を果たしたロナウドは、マンUで16得点、レアル・マドリード移籍後に90得点の合計106得点を挙げ、歴代ゴール数でバルセロナのリオネル・メッシを抑えトップに輝いています。
ロナウドの武器は、スピードの落ちないドリブルとシュートの破壊力です。代表では中心選手としての気負いが見られ孤立しがちですが、クラブでは周囲と融合し好成績を収め続けています。ロナウドと双璧をなすのが、バルセロナのリオネル・メッシです。サッカーの申し子マラドーナの再来とも言われるメッシは、2004年から一貫してバルセロナでプレーし、これまでのチャンピオンズリーグで94得点を挙げてきました。
アルゼンチン代表ではチャンスメークに回ることが多く、自らゴールを決めるような場面は多くありませんが、クラブではイニエスタなど世界的な中盤の選手の存在もあって、水を得た魚のように流暢なプレーを見ることができます。ロナウドやメッシには敵わないものの、フィリッポ・インザーギはそのキャラクターから人気を博したスーパースターの一人でした。どんな場面でも諦めることなくゴールへ向かう姿は、チームを超えて多くのファンを獲得、CLでも引退までに50ゴールを挙げています。